園芸を楽しむすべての人に

なぜ庭?3

旅は往々にして、点と点でしかない。

いまや肉体の酷使なく世界中を飛び回ることができる。

どんな人でもだ。

映画を見に行く感覚と似ているといつも思う。

自宅から六本木ヒルズまで「ダビンチ・コード」を観に出かけるとする。

私は「ダビンチ・コード」が観たいのだ。

道中は慣れたもので電車で居眠りをする。

六本木に着けばいそいそとスクリーンの座席へ。

2時間の‘旅行’は終わり、

1時間の余韻に浸り、

帰って自宅の布団に寝付く。

1週間もすると細かいシーンは忘れていく。

地から離れれば離れるほど

その旅は

夢のような

映画のようなシーンとなって

人生という無限の闇に「ドット.」として刻まれる。

ドット.の集合体は密になれば‘有’になるけど

それはどこか‘粗’であり、

お互いの関連性や物事の流れ、事象のつながりを見出しにくい。

土地の匂いを嗅ぎ、風に当たり、光を浴び、肉体を活動させ、汗をかきながら行くそれは

道中にこそ深い意味があり、太い線となって地を結ぶ。

汗の数と、筋肉の疲労が

地形を思い起こさせ、

体感と時間の経過が比例して、

よりグローバルな視点で全体を知ることができる。

そして

行く先々で見たこと感じたこと、考えたことなど

諸所の思いが

達成感とともに色濃く蓄積されて

一連の流れとして整理しやすい。

自転車は神経伝達の回路を作ってくれた。

「つながり」はひとを人として成長させる、と思う。

繰り返される呼吸が、生かされている自分を自覚させた。


つづく


よっぺ


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